保育について
家庭的な雰囲気の中で心も身体も健康な子どもを育てよう
幼児期における「遊びの重要性」は、“体” “社会性” “知覚”のそれぞれの基礎が
多種多様な遊びのなかで育つところに大きな意義があります。
- からだを育てよう
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- 体を知る
- 鍛える
- 基礎体力(敏捷性、柔軟性、瞬発力、平衡性、筋力)を身につける
- 社会性を育てよう
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- 協調性
- 自主性
- 責任感
- 仲間づくり
- 役割の理解
- ルールの理解
- 競争力
- コミュニケーション力
- 知覚を育てよう
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- 認知、理解力
- 集中力
- 創造力
- 想像力
- 好奇心
- 意欲
以上のような観点から、日常の中で体育・運動あそびを通して健康・体力の向上に積極的に取り組むために、神戸保育園では、保育の中に専門家の指導のもと「幼児体育」を平成6年(1994年)に導入し、今日を迎えています。(月2回、幼児クラス)
- 各期の指導計画目標は
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- 第1学期 運動・体育遊びの楽しさを身につける
- 第2学期 基礎体力養成を基盤にプログラムを作成する
- 第3学期 運動能力を養成し、実践する
※各期に体力測定、運動能力を実施し、その効果を図る。
法人の理念
神戸保育園は、献身的保育活動にあたって神戸婦人奉公会を前身とし、創立者の一人である生江孝之は、児童は、「立派に生んでもらう」、「立派に養育してもらう」、「立派に教育してもらう」権利があり、その権利を保障しての使命があるとの理念をもち、児童福祉の実践を行いました。
- 家庭を忘れ、親を除外して児童の問題は解決できない。
子を親とともに受容し、家庭に及ぼすことこそ児童愛護である。 - 児童は1個の人格として厳然たる姿をもつものである。
- 児童は「国の児童」「社会の児童」である。
よって、児童を健全に保育することは社会の義務である。 - 児童の幸福は家庭の中心に行わなければならない。
家庭が団結し親子が離散しないよう家庭生活の改善向上を図ること。
教育・保育のねらい
園に来ている子どもたち、そして、地域の子育て家庭に貢献することを使命に保育を行います。
個人個人を大切に
- 子どもの最善の利益を常に考え、保育を行う。
- 子ども一人ひとりの個性を大切にする。
- 保護者の一人ひとりの考えを傾聴し、尊重する。
- 子どもの一人ひとりのよいところを伸ばす手助けをする。
「子どもの問題は家庭の問題であり、子どもをとりまく家庭を受け入れる」
- 子どもの問題は家庭の状況と切り離せない、何か問題がある場合は、まず、家庭の様子を把握し、最善の援助を保護者とともに考える。
- 常に、保護者との情報交換、信頼関係を育むことを心がける。
「家庭の団結が子どもの幸福である」
- 家庭生活の改善向上を図る。
- 子育てのプロとして、子どもの発達過程に応じた適切なアドバイスを行う。
教育・保育目標
- こころもからだも元気な子ども
- 考えて行動できる子ども
- 豊かに感じとり、表現できる子ども
特長のある保育
- 1年を通じて薄着、裸足保育をしています。(体調や体質に応じて対応可能)
- 健康な身体作りを目指して、幼児体育指導をしています。
- 年齢別保育と、縦割り保育をしています。
- 3歳以上は公共交通などを利用し、園外保育に出かけます。
- 子どもたちを主体としたクッキング保育をしています。
- 保護者体験保育を随時受け付け、日常の保育を観て頂けます。
- 子育て支援では園庭解放、又親子対象の教室や育児相談も行っています。
担当制保育について
神戸保育会は、長きにわたる保育実践の経験から、幼い子どもへは安心して過ごせることが何よりも一番大切であると考えています。
そのために乳児保育は「担当制保育」を取り入れ、決まった子どもを決まった保育士が育児をすることを進めております。
乳児期は、特に育児をする大人との愛着関係を大切にしなければならないことです。愛着関係またはアタッチメントは、単にスキンシップではなく、保育者との応答的な関りの中で、心身ともに安定した関係をもつことで、生涯に渡り大きな影響となります。
私たちは、ひとり一人を大切に育てる手だてとして、また、誰一人取り残すことなく育てるために「担当制保育」を実践しています。
安定した保育士との関りの中で過ごし、幼児クラスになると周りの環境への関心を広げます。
身近な生き物について、季節や気象について、食事に関わること、身近な交通について、働くお仕事についてなど、子どもたちが疑問に思ったり、不思議に思うことをテーマにして「課業」として遊びの中から学びます。
神戸は、海と山が近い環境で、風光明媚な土地です。
年長児になると、六甲山でのキャンプや、農村部でのお芋ほり、また港で栄えてきた神戸港で船に乗ったりして、自分たちの住む町を知ることも大切にしています。